• ホーム
  • バイアグラを服用して死亡事故があるってホント?

バイアグラを服用して死亡事故があるってホント?

2019年09月08日
薬を飲む男性

バイアグラはED治療薬のひとつで、世界中でも名前を知らない人はいないと言われるほど有名です。
日本で発売されてから既に15年が経過し、勃起不全に悩む多くの男性に処方されてきた治療薬で、その中には様々な副作用が報告されています。
中には服用して性行に及んだ人が死亡するという悲しむべきケースも存在しており、必ずしも安全ではないというイメージが定着しているように思われます。
しかし、本当に危険な薬であれば、世界中でも販売停止などの措置がとられるはずなのに、未だに流通しており、医薬品の認可に厳しい日本においても、特に制限などはかかっていないのです。
日本での死亡例では、1998年に60代の男性が友人からもらったバイアグラを1錠服用して性行為に及んだが、しばらくして倒れ、すぐに医療機関に搬送されて心肺蘇生を試みたが死亡したという例があります。
この男性は高血圧と糖尿病を患っており、不整脈の治療中でニトログリセンを使用していたことが分かっています。
バイアグラは血管拡張作用があることが知られており、副作用もそれに伴うものが多く、血圧に関する基礎疾患のある人は注意が必要とされます。
そのため、併用禁忌薬にニトログリセンなどの硝酸剤が挙げられ、その他にも高血圧症の治療に用いる降圧剤や排尿障害治療薬があります。
こういった死亡事故は日本だけでなく、世界中でも数十件は報告されており、その殆どが併用禁忌薬を使用していたか、血圧に関する疾患を抱えている人です。
バイアグラは要指示薬で、基本的には医師が十分な説明を行ってから処方される薬ですが、死亡した患者の多くは、人から譲り受けたもので十分な知識がなかったか、自分なら大丈夫と軽い気持ちで使用したために起こった事故なのです。
用法用量を守って死亡するような薬なら、元から販売されることはありませんし、ここまで人気の出るような薬にはならなかったでしょう。